お酒が飲めないとキャバ嬢は無理?飲まなくても稼ぐ方法

「キャバクラはお酒を飲んでお客様と盛り上がる職場」と思われがちですが、実際にはお酒が苦手な女性も在籍し、しっかり稼いでいる事例も少なくありません。アルコールが得意じゃないから「キャバ嬢は無理」と諦めるのは早計です。きちんと対策をすれば、ノンアルで接客しながら稼ぐことも可能です。

本記事では、キャバクラでお酒を飲まなくても大丈夫な理由や、飲めないキャバ嬢が活用しているテクニック、雇用側の視点などを詳しく紹介します。これからキャバクラでアルバイトを考えている方は、ぜひ参考にして安全で楽しいナイトワークを実現してください。

お酒が飲めないとキャバ嬢はできない?

キャバクラにおける「接客=お客様とお酒を飲む」というイメージは根強いですが、実際には「お酒を全く飲まなくても働ける」ケースも増えてきています。店舗によっては、ノンアルコールカクテルで対応するキャストが普通に受け入れられており、酒豪である必要は必ずしもありません。

もちろん、アルコールを飲める人のほうが、一緒に乾杯して盛り上がりやすいというメリットはあります。しかし、お客様全員が「飲めるキャスト」を求めているわけではありません。むしろ、「飲めないなりに楽しい接客をしてくれる」「話しやすい」という理由で支持されるキャストも珍しくないのです。 店舗によってはノンアル専用のドリンクメニューを用意していることもあります。お客様が理解ある場合、むしろ無理に飲ませようとはしないため、アルコールが苦手でも十分稼げる可能性があります。

お酒が飲めない有名キャバ嬢

実際に業界トップクラスで活躍しているキャバ嬢の中にも、アルコールが得意ではない方がいます。ここでは4名をピックアップし、それぞれの特徴や成功要因を見ていきましょう。 

愛沢えみりさん

新宿歌舞伎町の人気キャバ嬢として絶大な知名度を得た愛沢えみりさんは、お酒があまり得意ではないことで知られています。むしろ可愛らしいキャラとファッションセンスで注目され、SNS戦略やブランディングによって人気を獲得しました。 

一條りおなさん

「一晩で数千万を売り上げる」などの逸話がある銀座の有名キャバ嬢。一條りおなさんも大酒豪というわけではなく、コミュニケーション能力を武器にしているといわれています。丁寧な接客スタイルで、長期的にお客様との信頼関係を築いてきたのが成功の秘訣とのこと。 

メイサさん

六本木エリアを中心に活躍しているメイサさんも、お酒に弱いながら高級店でトップクラスの売上を誇った経験を持ちます。トーク力と雰囲気作りで勝負し、必要以上にアルコールを摂取しなくても「一緒にいるだけで楽しい」と思わせるテクニックを確立しています。

番外編:ROLANDさん

ホストクラブ業界の超人気ホストとして知られ、キャバ嬢ではありませんが、ROLANDさん自身はアルコールにこだわらず、むしろトークやセルフブランディングを重視した接客スタイルで成功しました。男性目線ながらも「飲めないなら飲まなければいい」という姿勢を象徴的に示しています。

お酒が飲めないキャバ嬢のデメリット

とはいえ、お酒を飲めないことで、キャバクラの仕事上いくつかのハンデを感じる場面もあります。ここでは3つのデメリットを整理しましょう。 

面接に受かりにくい

店によっては「お酒を飲めるキャストがほしい」という方針を強く持っているため、面接時点で不利になることもあります。特にシャンパンコールやテキーラ飲みなど、がっつり飲む文化がある店では、「お酒が全く飲めない」キャストは採用を見送られる可能性があります。  

高額のボトルを開けてもらいにくい

高級シャンパンやボトルを開けてもらうことでテーブルの盛り上がりや売上が大きく上がるのがキャバクラの特徴です。もしキャストがまったく飲まないとなると、客が高いボトルを頼む意欲が下がる場合があります。その結果、売上やバックに影響が出るかもしれません。 

ほかのキャバ嬢に助けてもらう必要がある

お客さまがハイテンションで「もっと飲もう!」と盛り上がったとき、自分が飲めないと対応に困るケースもあります。そんなときは同伴のキャストやヘルプの女の子に飲んでもらうよう頼むなど、周囲のサポートが必要になることが多いです。

お酒が飲めないキャバ嬢が稼ぐテクニック

一方で、お酒が飲めなくても稼げるキャバ嬢は存在します。どんな手法を用いているのか、3つのテクニックを見ていきましょう。  

トークで楽しませる

アルコールが入ると会話が盛り上がる、というイメージがありますが、そもそもキャバクラはお喋りを楽しむ場所です。飲めなくてもトークスキルがあれば、お客様を満足させられます。相手の話題に合わせて質問したり、リアクションを大きくとったりすると、「一緒にいて楽しい」と思ってもらえます。 特に趣味やビジネストークなど、お客様が得意とする分野を上手く引き出してあげると、飲酒の有無に関わらず好印象を得やすいです。  

高いテンションで盛り上げる

アルコールがなくてもテンションを上げられる女性は、派手なシャンパンコールやコールタイムを盛り上げられます。お客様からすると、「飲まなくてもこの子は楽しいんだ」と評価されるため、飲めないことがマイナスになりにくいです。 ただし無理して声を張り上げたり、疲れてしまうほど頑張ると長続きしないため、テンションのコントロールも大切です。 

自分磨きを努力する

外見やファッション、ヘアメイクなどを徹底的にブラッシュアップすると、お酒を飲む飲まないに関係なく「華やかな存在」として評価されます。キャバクラはルックスを大きく重視する世界でもあるため、プロのメイクや美容サロンなどを活用して、自分の魅力を高めることが有効です。

キャバ嬢がお酒を飲めないときの対処法

いざ席に着いてお客様から「一緒に飲もう」と言われた場合、どう対応すれば良いのでしょうか。店舗や状況にもよりますが、以下の方法が考えられます。  

ボーイやヘルプのキャバ嬢に飲んでもらう

店によっては「その場の盛り上げ役」的なスタッフやキャストがいて、代わりにお酒を飲んでくれる仕組みがある場合もあります。自分が全く飲めないなら、この制度や仲間の助けを活用し、お客様をガッカリさせないようにします。 

お店に協力してもらう

キャストドリンクをノンアルコールのジュースにしてもらう、あるいは「飲み席」への登場を最低限にしてもらうなど、店側に相談する方法です。店が理解を示してくれれば、無理にお酒を進められる場面が減るでしょう。 ノンアルコールカクテル(モクテル)を出せる店舗も多く、見た目はお酒に見えるように工夫してくれることもあります。

 

お客さまに正直に伝える

「実はお酒が体質的に弱い」「体調面でドクターストップがかかっている」といった事情を説明するのも手段の一つです。明確な理由があれば、大半のお客様は強要しません。むしろ「気遣いができる子だな」と好印象を持たれるかもしれません。

お酒が飲めなくてもキャバ嬢として活躍できるが工夫が必要

「キャバクラ=お酒を飲む仕事」と思われがちですが、実際にはアルコールを飲まなくても活躍しているキャバ嬢は少なくありません。体質的に飲めない、健康上の理由がある、あるいは単にお酒が苦手という場合でも、トーク力や明るい接客でお客様を楽しませることは十分可能です。

もちろん、お酒を飲めた方が収入アップやシャンパンを開けてもらえるチャンスが増えやすい面は否定できません。しかし、無理をして体調を崩したりトラブルを起こしたりしては本末転倒。自分に合ったお店を選び、ノンアルコールでの接客術を磨くことで、安心して働けるキャバクラバイト生活を楽しむことができます。

関連記事