副業でキャバ嬢をするメリット・デメリット

昼は一般企業やアルバイトなどで働き、夜はキャバクラで副業をする。

こうした働き方が徐々に注目を集めています。キャバクラは高収入を得やすく、短時間勤務でもしっかり稼げるのが大きな魅力ですが、その一方で副業として始める場合にはリスクも存在します。たとえば「会社にバレたらどうしよう」「体力的に厳しいのでは?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、副業でキャバ嬢をすることのメリットやデメリット、副業がバレる原因と防ぐための具体的な方法、もしバレた際の対処法などを詳しく解説します。昼職と夜職を両立するポイントをしっかり押さえて、より充実した生活やキャリアを築きたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

副業でキャバ嬢をする女性は多い

近年、働き方改革の流れや自由な生き方を求める風潮により、複数の仕事を掛け持ちする「副業」が一般的になりつつあります。その中でも、キャバクラでの夜職は、短い時間で高収入が期待できることから副業として選ばれることが増えています。実際に、会社員や大学生、看護師や保育士など、さまざまな業種の方が副業としてキャバクラで働いている事例が報告されています。 昼間の仕事では得られない収入や経験を手に入れるために、キャバクラ副業を選ぶ女性は多く、SNSなどでも「昼職と夜職を両立する方法」などが話題になることがあります。とはいえ、昼間の職場にバレないように注意が必要であったり、体力的な負担が大きかったりと、メリットだけでなくデメリットも存在するのが実情です。

副業でキャバ嬢をするメリット

副業としてキャバクラで働くことには、収入面だけでなく他にも得られるメリットが存在します。以下では主な利点を4つ取り上げ、詳しく解説します。 

メリット①収入が増える

キャバクラの最大の魅力は、短時間勤務でも高収入を狙える点です。時給が高く設定されているうえ、指名料やドリンクバック、各種ボーナスなどの手当が充実している店も珍しくありません。昼間の仕事だけでは貯金や趣味の出費が足りない場合、夜に働くことで月数万円~十数万円の追加収入を得ることができます。

特に、都心の高級店であれば時給5,000円や1万円超えも可能とされ、出勤日数や売り上げ次第では月収数十万円に到達するケースもあります。副業としては破格の収入源となり得るため、目標がある人や手っ取り早く稼ぎたい人にとって大きなメリットといえます。 

メリット②身なりに気を遣うようになる

キャバクラはお客様の前に出る仕事であり、服装やメイク、ヘアスタイルなど「見た目」に非常に気を使う環境です。副業として働くことで美容面やスタイル維持への意識が高まり、日常生活でも身なりを整える習慣が身につくでしょう。 昼職がオフィスワークの場合でも、外見を意識することでビジネスマナーや印象が向上し、社内や取引先からの評価にプラスに働く可能性があります。意外と副業が本業にも好影響を与える事例は少なくありません。 

メリット③コミュニケーション能力が向上する

キャバクラは接客業の一種であり、お客様と上手に会話するスキルが求められます。副業として夜にキャバクラで働くうちに、初対面の相手と楽しく会話を引き出す術や、相槌やリアクションの取り方などのコミュニケーション能力が自然と磨かれるでしょう。 このスキルは昼職でも大きな武器となります。営業職や接客業の場合はもちろん、社内でのチームワークやプレゼンテーションでも人間関係をスムーズにする効果が期待できます。 

メリット④人脈が広がる

キャバクラには経営者や会社役員、大手企業の社員など、通常はなかなか出会えない人々が来店します。そこでの接客を通じて信頼関係を築けば、仕事や人生の新たなチャンスが生まれることもあります。 もちろん、プライベートやビジネスに直結する話題が多いわけではありませんが、広い交友関係を築くことで視野が広がり、思わぬ形で本業に活かせる機会が訪れる可能性があります。

ただし、過剰な営業行為など、トラブルの元になる行動には注意が必要です。

副業でキャバ嬢をするデメリット

副業としてキャバ嬢を始めることで得られるメリットは大きい反面、リスクやデメリットも無視できません。以下では主なデメリットを取り上げて解説します。

 

デメリット①事前に購入が必要なものがある

キャバクラでの勤務には、ドレスやヒール、メイク道具などが必須アイテムとなります。店舗によってはレンタルがある場合もありますが、基本的には自前で用意することが多いです。高級ドレスを揃えるとなると、初期費用がかさむこともあるため、始める前にある程度の出費を覚悟する必要があります。 また、仕事用のカバンやアクセサリーなども、ある程度きちんとしたものを選ぶと出費が増えます。短期間で利益を得ようとしている場合、最初の投資コストが意外と大きい点に注意が必要です。 

デメリット②体力を消耗する

昼職をしてから夜のキャバクラ勤務となると、どうしても就寝時間が遅くなり、睡眠不足や生活リズムの乱れが起きやすいです。夕方~深夜帯に働くうえに、週5日勤務など無理なシフトを組むと、疲労が溜まって本業やプライベートに支障が出る可能性があります。 特に立ち仕事やヒールを履いての長時間接客は足腰に負担がかかります。体力に自信がない場合は、勤務日数や時間を調整しながら働くことが大切です。 

デメリット③副業がバレる可能性がある

副業を禁止している企業もまだ多く存在するため、キャバクラで働いていることがバレると懲戒処分や解雇のリスクがあるかもしれません。具体的には源泉徴収票や住民税、あるいは知人を通じた噂などから職場に発覚するケースが多いです。 後述する「バレる原因」と「バレない方法」を理解し、就業規則を確認したうえで慎重に行動する必要があります。どうしても不安なら、厳密に副業OKの会社を探すか、バレても問題ない環境で働くことを検討するほうが良いでしょう。

副業でキャバ嬢をしているとバレる原因

会社に副業が禁止されている場合、キャバクラの副業がバレると懲戒処分になりかねません。以下では、副業がバレてしまう主な原因をまとめます。

 

原因①給与や住民税で気づかれる

最も多いパターンが「住民税の額が急に増える」ことで会社の経理担当に不審に思われるケースです。会社員の住民税は給与から天引きされる特別徴収が一般的で、副業で多額の所得があると住民税の合計額が増えるため会社に通知が届くことがあります。 また、源泉徴収票が2枚必要になるなどの書類手続きで、うっかりミスをして発覚することもあるため注意が必要です。 

原因②働いているところを見られる

意外と多いのが、会社の同僚や取引先、知人がお店に来店する、あるいは店の近くで見かけて「バイトしている」ことを知ってしまうケースです。特に地元や職場に近いエリアで働くと、バッタリ会う可能性が高まります。

原因③自分からバラしてしまう

SNSや友人との会話で「夜はキャバやってるんだ」と発言してしまうと、そこから噂が広がって会社に伝わることがあります。信頼していた人でも、うっかり漏らす可能性は否定できません。 

原因④確定申告をしない

副業で一定額以上の所得があれば確定申告が必要です。これを怠ると、後から税務署の調査で発覚し、住民税の再計算などを通じて会社に知られるケースも。脱税とみなされる恐れがあるため、正規の手続きを踏むことが重要です。

副業でキャバ嬢をしているとバレない方法

副業が社則で禁止されている、または周囲に知られたくない場合、以下のような対策をとることで発覚リスクを下げることができます。ただし絶対にバレないと保証するものではなく、あくまで可能性を減らす対策です。 

給与ではなく報酬として受け取る

キャバクラの給料形態には、源泉徴収が行われる給与制と、報酬制(業務委託)のような形が考えられます。給与ではなく報酬として受け取ることで会社に住民税の通知が行きにくくなる場合があります。ただし、確定申告が必要になるため税金計算は慎重に行わなくてはなりません。 

会社や自宅から離れたキャバクラで働く

通勤時間が長くなるリスクはありますが、自宅や会社から離れたエリアで働けば、知り合いに遭遇する確率は下がります。特に地元や職場近くで働くと、バレるリスクが高まるため、少し遠方の街で副業するという選択肢があります。 

副業をしていることを周囲に話さない

自分が信頼している友人でも、噂がどこでどう広まるかはわかりません。余計なトラブルを防ぐためにも、職場には「夜は別のバイトをしている」と知らせる程度にとどめ、キャバクラで働いている具体的な店舗名や業務内容を話さないようにするほうが安全です。 

キャバクラの名刺や高級品を持ち歩かない

名刺やブランド品を昼間の職場に持ち込むと、「何でこんなものを持っているの?」と不審に思われることがあります。お客様から高価なプレゼントをもらうこともありますが、休日以外はなるべく使わないようにして、足がつかないよう注意する方が無難でしょう。  

確定申告を行う

税金面での発覚リスクを減らすには、正しく確定申告を行うことが最善の方法です。特に住民税の納付を「普通徴収」に切り替えることで、会社の給与計算に影響を与えずに済む可能性があります。会社に副業を知られたくない場合は税理士や詳しい知人に相談し、最適な納税方法を選ぶと良いでしょう。

副業でキャバ嬢をしているとバレたときの対処法

もし副業がバレてしまった場合、慌てずに対処することが大切です。会社の規定や状況によっては解雇などのリスクもありますが、以下のような選択肢を検討できます。 

キャバクラを退店する

会社から「副業禁止」を明確に指摘されたなら、キャバクラを退店して昼職に専念するのが最も安全な選択肢です。制裁を回避するために、早めに事態を収束させることが得策な場合があります。さらに、退店後に改めて副業OKの会社に転職するという選択肢もあります。 

副業が可能な仕事に転職する

世の中には副業を推奨・容認している会社も徐々に増えています。長期的にキャバクラでの副業を続けたいと考えるなら、思い切って副業OKの企業に転職し、本業もナイトワークも両立できる環境を整えるのも一つの方法です。 

キャバ嬢を本業にする

キャバ嬢として稼ぎが十分に安定し、将来性もある程度見込めるなら、本業として夜一本に絞る選択も考えられます。仕事の自由度は増しますが、収入が出来高制であり、社会保険なども自分で管理しなくてはならない点に注意が必要です。昼職のような安定した給与所得がなくなるリスクも踏まえ、決断しましょう。

メリットとデメリットを理解したうえで副業でキャバ嬢をやるか検討しよう

キャバクラで副業をすることには、「高収入を得られる」「華やかな世界を経験できる」「コミュニケーションスキルや自分磨きのチャンスがある」といった多くのメリットがある一方、体力的な負担や副業バレのリスクなどのデメリットも伴います。会社の規定をしっかり確認し、源泉徴収や住民税の仕組みを理解しておかなければ、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

一方、正しい対策をとっていれば、副業がバレるリスクを抑えながらキャバクラで高収入を得ることは十分に可能です。店選びや勤務地、税金対策(確定申告など)をしっかり行い、周囲にも安易に話さないなどの注意を払っておくと、昼職と夜職を上手に両立できるでしょう。

最終的に、副業としてのキャバ嬢を続けるかどうかは、体力や生活リズム、将来のキャリアプランと合わせて総合的に判断するのが重要です。もし本格的にキャバクラで成功したいと考えるなら、昼職を辞めて一本化する選択肢もあります。自分に合った働き方を見つけ、リスクをコントロールしながら理想のライフスタイルを追求してみてください。

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